どうすれば集中を保てるのか

集中できないとは

「集中できない」というのは,一つのタスクをこなそうとしているときに他のタスクが割り込んでくる状態のことだとしよう(寝るというのもタスクとして捉える).

これより「集中を保つ」という行為は,いかに割り込みをなくすかということに落とし込める.

どうすれば集中を保てるのか

割り込みをなくすことが大切だが,割り込みはいくつかに分類できると考える.

割り込みの階層

割り込みには自分の内部から湧き上がる割り込みと,自分の外部の影響で起こる割り込みの2種類ある.特に内部割り込みは,その対処法の違いにより細かく階層分けできる.

  • 内部割り込み
    • 生理的割り込み
    • 感情的割り込み
    • 論理的割り込み
  • 外部割り込み

生理的割り込みとは,眠気や食欲や疲れなどの無意識の部分からの割り込みである.

それに対し感情的割り込みは,焦りや興奮などの強い感情によって,感情に対処するためのエネルギーが必要になることで起きるものである.

最後に論理的割り込みは,10分刻みの計画を立てることや同時に仕事をこなす人を尊敬するなど,割り込みを誘発する思考をすることで起こるものだ.

一方で外部割り込みは,スマートフォンの通知や周囲の騒音など,注目したくなるような外部環境の変化によってもたらされる.

割り込みへの対処法

生理的割り込みには,体に過度な負担をかけないことが重要である.例えば規則的な生活や,こまめな休憩などがそれにあたる.

感情的割り込みには,気分転換が重要である.広々とした空間や,心から楽しめる娯楽,心から落ち着く相手などがそれにあたる.

論理的割り込みには,思考の批判が重要である.この思考法は割り込みを誘発するのではないかという日々の意識づけがそれにあたる.

外部割り込みには,環境の遮断が重要である.スマートフォンの通知を切ることや,静かで周りに余計なものがない環境での作業がそれにあたる.